2ntブログ

かおるの体験・妄想

変態・羞恥・恥辱・失禁・レズ・SM・妄想・露出

5

副社長

大園万里子は今日も退屈していた。
万里子は大学在学中に隆信と小さなネット関連の会社を起業した。二人で始めた会社は1年後には社員10人を超え、数年後には50人規模となった。すべてが順調だった。卒業と共に隆信を結婚したが、万里子は主に経理関係を担う副社長として仕事を続けた。夫を始めとして男性社員たちの企画は採算を度外視したものや、将来性が全く見通せないものが多く、それらは経理・財務を担う万里子が厳しく査定してボツにさせたことが何度もあった。「鬼」と社員たちが陰口を叩いていたこともあった。
会社は軌道に乗ったが、これ以上の発展には年月がかかると万里子は判断した。
そろそろ万里子も出産適齢期を迎えていた。
ひとまず自分は身を引いて妊活をしたいと思い隆信に相談すると賛成してくれたので、万里子は退社し専業主婦となった。
この時、隆信が一も二もなく賛成したのは、会社での万里子の存在が目の上のたんこぶになっていて、自由に経営するために万里子を排除したいがためだったことに万里子は後になって気づく。
隆信も子供が欲しいという点に嘘はなかったので、万里子と妊活には励んだ。しかし、1年たっても2年たっても妊娠の兆候は見えない。妊活での性行為は男にとって楽しいものではなかった。隆信はだんだんとやる気をなくしていった。
その頃、隆信が企画した事業が当たり始めた。かつて万里子が将来性がないと言って却下した企画の焼き直し企画だった。隆信はそっちに夢中になって残業を続けるようになり、会社近くのホテルに泊まるのが普通になっていった。
今、その企画がさらに当たり、今、会社のメイン事業となって、会社の規模は万里子がいた頃とは大違いとなっている。
万里子は副社長をやめる際、出産したらまた会社に戻るつもりでいたが、もう今の会社に万里子が座る椅子はない。
自分が却下した企画をメイン事業とする会社が万里子を受け入れるはずもない。
万里子は家で一人でいることが多くなった。
結婚した頃はマンションとは名ばかりの小さな部屋に二人で住んでいたが、今はタワーマンションの高層階に3LDKの部屋を購入して住んでいる。
「ああ、あの頃は楽しかったなぁ」
最近の万里子は一人の広い部屋でそんなことばかりつぶやいている。
会社は今、新興企業向けの株式市場への上場を狙っていて、隆信は激務を理由にこの自宅にはほとんど戻ってこない。
会社近くに新しいマンションを購入してそこを拠点にしている。
万里子はそこには行ったことがない。会社名義の部屋で他の社員も使用することがあるから部外者の万里子は入るなと言われている。
浮気を疑うに十分だった。
万里子が副社長を務めていたころの女性社員が退社して郷里に帰るというので、律儀に万里子に挨拶に来た。
思い出話しに花を咲かせたが、そろそろ帰るという時にその女性社員が隆信のことを言い出した。
「副社長、最近、社長とはうまくいってますか?」
「え、なんで、そんなこと?」
「黙っていようかと思ってたんですが、このままじゃ副社長がかわいそうで・・・。社長、浮気しています」
「浮気?・・・」
「はい」
万里子はやはりと思ったが、でもそんなの嘘であって欲しいという気もあって、その女性社員にきつい口調で言ってしまった。
「そんな噂話程度のことをそこらで言いふらしたりしないでよ!今、会社が大事な時なんだから!」
その口調にカチンと来た社員は知ってることをみんな吐き出した。
「噂なんかじゃないですよ。社内じゃ公然のことなんですから。浮気相手は複数です。ライバル企業A社の社員や、ホステスさんも何人かいるし、もう一人は、副社長も知ってる女ですよ」
「えっ、私の知ってる人?」
「はい。知ってるどころか、とても可愛がってた・・・」
「可愛がってたって、それ、もしかして、ハルちゃんのこと?」
「そう。佐藤春香です」
佐藤春香は、会社設立後の早い時期、まだ社員が数人しかいない時に応募してきた子で、大卒が多いなかで高卒だった子だ。
この頃はまだ入社試験なんてしなくて、面接だけで決めていた。
面接は万里子と隆信、他数人で行って、春香のことは「戦力にならない」と不合格になるとこだったが、万里子だけがもうちょっと経験積めばあの子は大きな戦力になるはずだと主張して採用を決めた子だった。
実は万里子は、春香が戦力になるかどうかなんてわからなかったが、妙に可愛らしくて自分の側に置きたいと思っただけだった。
入社すると万里子は春香を自分の直属の部下として仕事を教えた。社員としてだけではなく、妹のように可愛がってもいた。高級店に食事に連れて行ったり、仕事がうまくいった際にはご褒美としてブランド品のバッグを買い与えたりした。「えこひいきが過ぎる」という声もあったが、春香は万里子の期待に答え仕事でも男性社員に負けない成果を出し、そんな声を封じ込めた。
「副社長にあんなに可愛がってもらったのに、副社長が辞めたらすぐに社長に色目使って取り入ったんですよ。確かに仕事は出来ますけど、それだって副社長の指導のおかげじゃないですか。今、秘書室長ですよ。笑っちゃいますよ。いくら大きくなったって言っても、秘書なんて数人しかいないんですよ。室長なんてポストは必要ないんですよ。社長がそばに置いとくためだけのポストですよ」
女性社員は言うだけ言うと、さっさと帰っていった。
「ハルちゃんが・・・。どうして、そんな」
裏切られた気持ちだった。
夫の隆信にも、佐藤春香にも。
自分の人生が急に色あせた。
それからは、何もやる気が起きず、部屋に閉じこもっていることが多くなった。
このマンションは、近所付き合いなどというものは全く無く、隣の部屋に住んでいる人が誰なのかすら知らない。
学生時代の友人も起業したころに付き合いはほぼなくなった。
なにか習い事でもしようかとは思うが特にやりたいことも見つからず、結局、一人で部屋でぼうっとしている。
副社長のころには、ぼうっとする時間など一分もなく、「たまには一日中、ぼうっとしていたいわ」などと嘯いていたが、今は一日どころか何日でもぼうっとしているのだ。
ある日、暇を持て余してネットを見ていて、どこかをクリックした時、下着のページが表示された。
それもかなりセクシーな下着ばかりが並んでいた。
「なにこれ」
すぐに消そうとしてマウスを動かした時に、またどこかをクリックしてしまったらしく、一枚の下着が大きく表示された。
Tフロントと書いてあった。
Tバックというのは知っていたし、万里子も1枚は持っている。下着の線を見せたくない服の時に着用したことはある。でも、表示されているのは、フロント部分がとても細いもので、よく見るとバックも同様に細かった。
「これじゃ履いてる意味ないじゃない」
そう言いながら、万里子は目をそらせないでいた。
夫が浮気しているのは、私に魅力がなくなったからじゃないか。そんな気持ちがどこかにあった。
それなら、思い切ってこういう下着をつけて誘ってみたら・・・。
購入ボタンをクリックしていた。
Tフロント下着が届いてから、万里子はなぜか心がウキウキしていた。
これを履けば変わるんだ、私にだって夫を引きつける魅力があるんだ、って思えて、実際には下着を着用しなくてもなにかやる気のようなものが出てきていたのだ。
いつまでも家に閉じこもって退屈を嘆いていても仕方ない。
外に出よう。
そう決めた日、初めてあのセクシー下着の封を開けた。
「ああ、ホントに前も後ろも紐なんだ・・・」
外出着に着替えて最後にTフロント下着を履いた。
あまり上に上げると前も後ろも食い込むので、ゆるく履いた。
「うふ、私もセクシーになっているかしら」
万里子はうきうきと玄関を出て歩き出した。
久しぶりの外出だ。
銀座にでも出て映画でも見て、帰りに美味しいデザートでも食べよう。
そう決めて駅まで来たが、歩いている途中で下着の紐がどんどん食い込んで来た。
紐が食い込み、擦れて歩く度にクリトリスを刺激していた。
階段を登りはじめるとその刺激が一層強くなってしまった。
「ああ」
思わず階段の踊り場でしゃがみこんだ。立っていられなかった。
「大丈夫ですか?具合悪いんですか?」
女性が心配そうに声をかけてくれた。
大丈夫ですって言おうと思って見上げると、その女性は、主人の会社で働いている佐藤春香でした。
よりにもよってこんな時に・・・。
春香に気づかれたくなくて、「大丈夫です」と言ってすぐに立ち上がろうとしたが、またよろけてしまった。
春香が、慌てて体を支えた。
春香の右手は万里子の腕をつかみ、左手は、万里子のお尻を持ち上げるような形になっていました。
春香もとっさにしたことで、狙ってしたことではないが、左手は、スカートの中に入って、お尻を支えている形になっていた。
ようやく万里子は手すりにすがって姿勢を正したが、春香の左手はスカートの中に入ったままです。
「もう大丈夫ですか?」
「ええ、ありがとう」
「あのう、もしかして、副社長?」
万里子はうつむいて顔を隠したが、今更だった。
「ご無沙汰しています。あの、佐藤です。副社長に面接していただいて入社した、佐藤春香です」
「ああ、ハルちゃん。ホント、久しぶりね、元気にしてた?」
「はい。副社長もおかわりなく」
「もう副社長じゃないんだから、そんな」
「あれから、会社凄く大きくなって、今じゃ副社長のこと知らない人ばっかですよ。あ、また言っちゃった、副社長って」
「そ、そう、大きくなってよかったわ。ハルちゃんも出世したんでしょ?」
「お陰様で。今、秘書室長してるんですよ」
「そう、凄いわね」
万里子は早く春香と別れたかったが、春香がなんだかんだ話しかけてきて時間がたった。
その間も春香の左手は万里子のスカートの中でお尻に当てられている。
「副社長がいらっしゃる時は、秘書室なんてなかったですもんね」
「ええ、まだ小さかったから。今は秘書さんも何人もいるんでしょ?」
「はい」
「そこで秘書室長なんて偉いわ、ハルちゃん」
「ありがとうございます。社長のご指導のおかげです。これでも結構ビシビシやって怖がられてるんですよ。私のこと、ハルちゃん、なんて呼ぶ社員は一人もいないですよ」
春香はちょっと自慢げというか、万里子を見下すような顔をしていた。
「そ、そうなの?ハルちゃん、はじめから仕事出来たから。あ、ごめんなさい、ハルちゃんなんて言って」
「いいんですよ、副社長は。前と変わらずハルちゃんで」
春香はニッコリ笑って万里子を見つめた。
「副社長、今日は随分とミニなんですね?会社にいた時にこんなの見たことなかったから、最初、気が付きませんでした。会社でミニスカートなんて履いたことなかったですよね?副社長、いつもおみ足、隠してましたものね」
「・・・」
「それに、ショーツ、履いてないんですか?」
「は、履いてるわ」
春香はちょっと手を動かして探っていたが、バックの細い布切れを探し当て指で摘んだ。
「ああ、Tバック。それも随分細い・・・。うわぁ、副社長こういうの履くのかぁ。会社にいる時もこんなの履いてたんですか?Tバックで」
春香はTバックの細い布切れを指先で摘んでぐっと持ち上げた。
「あっ、あん。ハ、ハルちゃん、だ、だめ、もう大丈夫だから、手を離して。ありがとう」
「ああ、失礼しました」
春香は背が万里子より10cmほど高い。万里子を見下ろすようにして、にやっと笑った。
「副社長、今日はお出かけですか? この時間の電車、痴漢が多いから気をつけてくださいね。この路線は特に痴漢で有名なんで、そんなミニだと狙われやすいですから」
「・・・。ええ、わかったわ」
「私、仕事が忙しくて今日もスケジュールがいっぱいなんであれなんですが、今度、時間を作りますから、副社長、食事でもどうですか?懐かしい話しもしたいし。いい店あるんで、ご招待しますよ」
「ええ、そうね、今度また」
「はい、じゃ、お気をつけて」
春香は最後に万里子のお尻をペロッと撫でて離れて行った。
階段を降りていく春香を見ながら、万里子は恥辱を味わっていました。
夫の浮気相手にお尻を触られて、Tバックを見つかり、嘲笑されたのです。
(いい年して、スケベな格好して、痴漢でも期待してるの?)
きっとそんな風に思われたに違いないんです。
主人との二人きりの逢瀬の時、このことを話して、あざ笑うに違いないんだわ。
Tフロントを履いて外出して春香と偶然出会ってしまってから、万里子はまた自宅に引きこもっていた。
そんなある日、宅配便が届いた。
夫宛のものはよく届くので今回もそうだろうと思って受け取ったが、受取人を見ると万里子の名前になっていた。
「え、誰から」
差出人は佐藤春香だった。
開けてみるときれいにラッピングされた衣類。ラッピングを外すと出てきたのは、Tバックショーツや前の部分がぱっくりと2つに別れたショーツ、極小面積のレザータイプのショーツなど、セクシーショーツばかりだった。
「なんなのよ、これ」
万里子は頭に来て放り投げた。
二つ折りのメッセージカードがふわりと万里子の足元に落ちてきた。
『副社長へ
先日は久しぶりにお会い出来て嬉しかったです。
お元気そうなお顔も拝見出来て安心しました。
入社面接では学歴もない私を副社長が選んでくださったこと、今でも感謝しています。
お陰様で、今は秘書室長の肩書もいただき、新プロジェクトのリーダーにも抜擢され毎日忙しく働かせていただいています。
この前ろくにお礼を伝えることも出来なかったこと悔いています。
大したものじゃありませんが、感謝のしるしに副社長の好きそうなものをお贈りいたします。
きっと気に入っていただけると信じています。
機会がありましたら、副社長がおやめになった後のことなどもお話できればと思っています。
PS:お贈りしたもの、安物で申し訳ないですが、副社長のことを思いながら選びました。
サイズも私の左手の感触を頼りに間違いないものを選んだと確信しています。
ぜひお使いください。着用した感想などもいつかお聞かせいただければ幸いです。
お体、ご自愛下さい。
くれぐれも痴漢には気をつけてくださいね、副社長♡
佐藤春香』
万里子はメッセージを読んでブルブルと体を震わせた。
怒りだ。
私を馬鹿にして!
私を馬鹿にして!!
なにが私の好きそうなものだ。何が気に入っていただけるだ。
何が副社長だ!
スケベなショーツを手にとって破り捨ててやろうとしたが、それ以上は万里子の手が動かなかった。
万里子は放り投げたショーツを広い集めきれいにたたみ直して自分のタンスにしまった。
メッセージカードはいつでも目に入るようにキッチンのコルクボードにピン留めした。
なぜこんなことをしているのか、万里子自身わかっていなかった。
数日後の午前、夫の隆信から電話があった。
「仕事で急に必要になったものが家にある。今、社員の佐藤を取りに行かせたから、指示に従ってくれ」
それだけ言うと隆信は電話をすぐに切ってしまった。
「もう。面倒なことを。あ、服どうしよう。社員が来るんだからちょっとましなものに着替えた方がいいわね」
万里子はカジュアルだが、そのまま外出して恥ずかしくない服装に着替えた。
タンスを開けた。
佐藤春香が贈ってきたショーツが目に入った。
ピンポーン
インターホンが鳴った。
万里子は贈られたショーツの一枚を手にとって、さっと履き替えた。
玄関ドアから入ってきたのは、佐藤春香だった。
「副社長、社長から連絡があったかと思うのですが、急に必要になったデータがこちらにありまして」
「ええ、聞いているわ。どこにあるのかしら、持ってくるけど」
「あの、副社長にはわからないと思うので、私が探します。社長の許可は得ています。失礼して上がらせていただきます。社長の書斎はどちらでしょう?」
春香はビジネスライクに話しを進めていく。かなり急いでいるようだ。
「あ、こっちよ、どうぞ」
「副社長も立ち会ってください」
隆信の書斎に入ると春香は隆信を電話でやり取りをしながら、デスクの引き出しをあけたりして何かを探していた。
万里子は入り口付近でただ眺めていた。
この書斎のどこになにがあるかなんて万里子は全く知らなかった。
「あ、社長、ございました。SDカードですね。日付とKMと書かれたラベルが張ってあります。ハイ、ハイ。こちらで私のPCに取り込んで整理してクラウドにアップします。ハイ、出来る限り急ぎます。では」
春香はなにか小さな黒いものを手にして、ドア付近にいた万里子を押し出すようにして書斎を出た。
「副社長、リビングをお借りします。すぐにデータの処理をしなくてはいけませんので」
「は、はい、どうぞ」
万里子はキビキビを動く春香に圧倒されていた。
「副社長、このテーブルの上のもの、全部片付けてください」
「え、この上の全部?」
「そう言ってます。早くしてください。仕事が出来ませんから」
「は、ハイ」
リビングのテーブルの上にはさっきまで飲んでいたコーヒーカップや花瓶、写真立てなど雑多なものが置いてあったが、春香の指示で全部、キッチンに持っていかされた。
すっきりしたテーブルの上に春香はノートパソコンを置き、手帳やタブレット、紙媒体の資料などを広げた。
ノートパソコンにさっき書斎から持ってきたSDカードを挿入した。
「ハルちゃん、コーヒーでも飲む?」
親切心からそう聞くと、春香はじろっと万里子をにらみ「いらない」と一言だけ叩きつけるように答えた。
万里子は動くことすら出来ずテーブルの脇で立ち尽くしていた。
パソコンのキーボードが凄い勢いで叩かれる。
タブレットの画面を指で左右になぞっている。
紙資料を乱暴に引き抜いては確認して放り投げる。
何枚かが落ちた。
「拾って!」
「ハイ!」
万里子は新人のように急いでしゃがみこんで紙を広い集めテーブルに戻した。
それが何回か続いた。しゃがんで拾いテーブルに置いて、直立不動で次の指示を待つ。
「拾ったら、内容はわからなくてもせめて上下、裏表くらいは揃えるの!」
「ハ、ハイ、申し訳ありません」
叱責された。「ハルちゃん」に副社長の私が叱責された。
私はその叱責に謝罪していた。
春香の猛烈な仕事が30分ほど続いたあと、「よし」という春香の声がした。
「副社長、近くにコンビニあります?」
「コンビニ?」
「いちいち聞き返さない。コンビニあります?」
「ハイ、あります」
「歩いてどのくらい?」
「えーと、3分くらいのとこに」
「じゃ、これから急いでそこに行ってこれをプリントしてきて」
春香は英数字の書かれたメモ用紙を万里子に渡した。
「え、これをプリントするの?」
「ネットプリントの番号だから」
「え、えと」
「ネットプリントも知らないんですか、副社長?」
「え、やったことはないかも・・・」
万里子は項垂れて答えた。実際、ネットプリントなんて聞いたこともやったこともない。
「コンビニにコピー機あるでしょ?そこのモニターにネットプリントって項目があるから、それを選んで後はこの数字を入れてプリントよ。誰でも出来るから。往復で6分、プリントは1分もあれば十分だから7分で戻ってきて。はい、これプリント代」
春香は万里子の手に100円玉を一つ置いた。
「ほら、急いで。7分よ。遅れないで」
「は、ハイ」
万里子は何も考えられなかった。
急いで玄関を出てコンビニに早足で向かった。
幸いコピー機の前には誰もいなかった。モニターを見るとネットプリントというのがあった。
指で押すと画面が変わる。ここで英数字を入れればいいのね。簡単だわ。
8桁の英数字を入れて、プリントというところを押す。
金額が60円と出た。
コイン投入口に春香から預かった100円玉を入れようとした時、手が滑って100円玉が床に落ち転がってコピー機の下に入ってしまった。
「あっ」
コピー機の下を覗いてみたが暗くてどこにあるのかわからない。
万里子は財布も持ってきていない。春香から預かった100円玉だけ握りしめて来たのだ。このままじゃプリント出来ない。
「どうしよう。怒られちゃう」
床に膝をついて体を倒して顔を床につけるようにしてコピー機の下を覗いた。
「あっ、あれだ」
100円玉らしいのが光っていた。
万里子は手を伸ばした。届かない。あと少し、あと少し。体をどんどん低くする。膝を伸ばす。
体勢はほとんど床に寝ているようになっていた。
コピー機の下は掃除が行き届いていないからホコリだらけだったがそんなこともう気にしていなかった。
100円玉、100円玉、それだけを万里子は念じていた。
あと1センチ、あと5ミリ、あと、あ、届いた。万里子の指が100円玉を捉えた。あとは100円玉を引き寄せるだけだ。
(万里子、ゆっくりよ、慎重に、慎重に。ここで失敗したら大変よ。もう一度、戻って春香さんに100円もらわなくちゃならないわよ。ハルちゃんに叱られちゃうわよ)
100円玉がコピー機の下から出てきた。二本の指で摘んだ。
「ああ、よかった~」
「どうしました?」
コンビニの制服を着た万里子と同年代の女性が声をかけてきた。
「いえ、100円玉が落ちちゃってコピー機の下に入っちゃったものだから、今、手を伸ばして拾ったところです」
万里子はなにか誇らしげに答えていた。女性は呆れたような顔をした。
今度は落とさないように100円玉を入れ、プリントを開始した。
出来たプリント用紙を手にして駆け足で家に戻った。
「プリントしてきました」
まだノートパソコンに向かってキーボードを叩いている春香に差し出した。
「遅い!何分かかってるのよ!」
「あ、すみません」
「7分で戻ってこいって言ったわよね?15分もかかってるじゃない。週刊誌の立ち読みでもしてたんじゃないの?」
「いえ、あ、あのう」
「副社長!もっとはきはきと答えてください。私が新人だったころ散々、副社長に言われたことですよ?」
「は、はい。あの、お預かりした100円玉を落としちゃって、それが転がってコピー機の下に入っちゃったんです。で、それを取ろうとしてもなかなか手が届かなくて、時間がかかってしまって」
「はぁ??」
春香がキレたような声を出した。万里子は恐怖を覚えた。
「す、すみません。ごめんなさい。一生懸命拾ったんです。最後は床に寝そべって、手を伸ばして。顔も床につけて」
「なに?それを褒めて欲しいの?いい年してコンビニの床に寝転がって頑張ったんで褒めてくださいって?」
「い、いえ。そんなことは」
「ねぇ、副社長。いくら専業主婦になって毎日家でぼうっとしてるからって、酷すぎません?6才の子供だって、ママから貰った100円玉でちゃんとお買い物してきますよ?副社長いくつになったんですか?」
「あ、あの、ハル・・、春香さん、ふ、副社長って言わないでください。恥ずかしいです」
「私だって言いたくないですよ。うちの会社の元副社長が100円玉のお使いも出来ないなんて、情けなさ過ぎて」
「ああ、ごめんなさい、次はちゃんとやりますから」
「なんならもういいんですよ、寝室にでもこもっていてくれれば、うちから今年入ったばかりの高卒の新人の女の子呼びますから。あの子の方がよっぽど出来ますよ」
「いや、あ、春香さんのお仕事、手伝わせてください。お願いします」
「今度失敗したら許さないわよ。で、私は副社長のことをなんて呼べばいいんですか?」
「ま、マリコって呼んでください」
「マリコ?呼び捨てでいいんですか?副社長?」
「は、はい」
「かつて副社長が面接して入れた子に呼び捨てにされていいんですね?」
「は、はい」
「せめてマリコさん、にしましょうか?」
「いえ、私はさん付けされるような価値ないですから、今日でよくわかりましたから、マリコだけで」
「マリコ!」
「ハイ」
「いい返事ね。わかったわ。じゃ、これからはマリコって呼び捨てにしますよ?いいですね、副社長?」
「は、はい。ですから、副社長というのは」
「わかったわ。それが副社長のご希望なら、これからはもう副社長だとか奥さんだとかは言わないから。マリコって呼び捨てにしてあげるわ」
「は、はい、お願いします」
「それじゃ、これ次のプリントよ。もう一度行って来なさい。これ料金。落とさないようにね」
春香はプリント番号がかかれたメモ用紙と、今度は10円玉を二枚万里子に渡した。
「あ、あの、春香さん、ネットプリントは60円かかるんですが」
「知ってるわよ、そのくらい」
「でも、20円しか・・・」
「さっきのお釣りが40円あるでしょ?合わせれば60円でプリント出来るでしょ?」
「あっ」
万里子が口を押さえた。
「まさか、釣り銭持って来るの忘れたってんじゃないでしょうね?マリコ?」
万里子は90度に体を折った。
「ごめんなさい」
「まったくもう、使えないやつ」
万里子自身が信じられないでいた。
私ってこんなにアホな子だったっけ?
副社長だった時は取引先には「副社長でもってる」って言われたりしてたのに。
春香は呆れてそれ以上は言わなかった。もう一度100円玉を万里子に渡した。
その100円玉をギュッと握りしめて万里子が家を飛び出した。
コピー機の前で今度は慎重に100円玉をコイン投入口に入れた。
プリントはもう迷うことはなかった。
屈んで釣り銭口から10円玉を4枚取り出した。
「ねえ」
見上げるとさっきのコンビニの女性が立っていた。
「あなた、さっき釣り銭持っていかなかったんじゃない?」
「あ、は、はい」
「やっぱりあなただったのね。取っておいてあげたわよ。はい」
そう言って女性が差し出したのは、可愛い猫のキャラクターが印刷された小さな小銭入れだった。
「これ去年景品で女の子に配った残り。これに取り忘れた釣り銭の10円玉4枚入れてあるから、それごとあげるから。ほら、その手に持ってる10円玉もこれに入れなさいよ」
女性が広げた小銭入れに万里子は10円玉を入れた。
「小銭はむき出しで持ってると落としたりしちゃうから、それ使ってね」
「・・・、は、はい、ありがとうございます」
万里子は恥ずかしくなって女性の横をすり抜けて帰ろうとしたが、その腕を掴まれた。
「ちょっと待って。あなたさっっき床に顔をつけたからべったりホコリが付いちゃってるわよ」
女性店員はポケットサイズのウエットティッシュを取り出して、万里子の顔を拭いた。
ほっぺたから耳にかけて拭いたティッシュは真っ黒になっていた。
万里子はされるがままに拭かれていた。
「さあ、これでだいたい取れたわ。気をつけて帰ってね」
「は、はい、ありがとうございました」
万里子はもらった小銭入れを手に自宅に戻った。
「ただいま戻りました」
「釣り銭はちゃんと持ってきた?」
「はい」
猫のキャラクターの小銭入れから2回分の釣り銭、80円を取り出して春香に渡した。
「あら、それどうしたの?」
小銭入れのことを聞かれた。
万里子は女性店員とのやり取りを春香に説明した。
「ふーん、マリコのことがよっぽど頼りなく見えたのね。その小銭入れ、大事に使わせてもらいなさいよ」
「は、はい」
「今回は遅刻もしなかったし、釣り銭もちゃんと持ってこれたから、はい、これ」
春香は10円玉をひとつ万里子に渡した。
「え、これは」
「ご褒美。お駄賃よ」
「お、お駄賃って、そんな・・・」
「なに、10円じゃ不満なの?マリコ?」
「いえ、不満じゃなくて、お駄賃なんて、あの、いくらなんでも」
「ああ、いい大人なんだからお駄賃なんて言うなってことね?」
「・・・」
「うちの会社は、信賞必罰がモットーなの。マリコには難しいかもしれないけど。成績をあげた社員には報奨を与えて、会社に損失を与えた社員には罰を与えるの。あ、これ副社長が作ったモットーじゃなかったかしら?」
「・・・、はい」
「そうだったわね。じゃ、わかるでしょ、マリコになったって。社員なら給与とかボーナスで酬いてあげるんだけど、マリコは社員じゃないし、単に私の手伝いしてるだけなんだからボーナスってわけにいかないわよね。でも、言いつけを守ってちゃんとお使いしてきたから、ご褒美は与えなくちゃならないの。そのご褒美はお駄賃って言うしかないでしょ?わかった、マリコ?」
「・・・、はい」
「じゃ、その10円しまっておきなさい。そうだ、お使い用の小銭入れとはわけた方がいいわね。コンビニの店員さんにお願いして、今度はお駄賃用の小銭入れも貰ってきたら?」
「・・・はい」
それから1時間余り、春香はリビングを占領して仕事を続けた。
万里子はテーブルの脇に直立不動で立ち続け、時々、テーブル下に落ちる書類拾いに勤しんだ。
「ほらマリコ、こっちにも落ちてるわよ」
「はい」
万里子は床を這いつくばって拾った。
「社長、今、終わりました。データは完全に復元してクラウドにアップしましたので、ご確認ください」
春香が電話で万里子の夫、隆信と話している。
万里子は思わずテーブル下から春香を見上げた。
春香は万里子にニコっと微笑んだ。
「はい、はい、そうです、問題ありません。社長、今日は奥様にもお手伝いいただいたんですよ。さすが元副社長だけあって仕事が早くて大助かりでした」
万里子は春香が褒めてくれてるのを嬉しく感じてしまっている。
「いえ、現在の会社の機密に関わるようなデータにはアクセスさせていません。というか、データには一切タッチさせていませんので、ご安心ください。はい、いくら元副社長でも、今は部外者ですから。けじめはしっかりつけています。副社長もそこらへんはおわかりになっていらっしゃるようですし、今のシステムの操作法なんかチンプンカンプンみたい。もう自分は何も出来ないからって、喜んでコピー取りのような仕事をしてくださいました」
春香はテーブル下で四つん這いになっている万里子のお尻を足でポンポンと叩いた。
「社長のほうからも褒めて差し上げてください。えっ?そんなこと言って、社長ったら。褒めるとこなんて、探さなきゃダメなんですよ。探せば、どんなにできの悪い子だってひとつくらい褒める点は見つかるんですから。アハハ、そんな。ひどーい。ふふ。はいはい、わかりました。私の方で褒めておきますので。この後、ちょっと奥様にお茶でもごちそうになってから帰社しますので。はい、今夜はいつもの店で接待です。私も同行しますので。それでは、後ほど。失礼します」
春香と夫・隆信の親しげな電話をテーブルの下で聞きながら、万里子はなぜか股間を濡らしてしまっていた。
「マリコ、おいで」
万里子はテーブルの下から這い出たが、椅子に座れとは言われなかったのでそのまま春香の足元の床に座った。
春香は万里子の頭を撫でながら話しかけた。
「マリコ、今日はご苦労様。これで仕事はおしまい。慣れない仕事で疲れたでしょ?初めての仕事は出来ないことばかりだったわね。でもマリコは出来ないなりに、逃げ出さずによく最後までやったわ。今日失敗した点はよく反省して次に活かすのよ、いい、マリコ?」
「は、はい」
「電話聞こえてたでしょ?私、奥様のお茶を御馳走になる、って言ったでしょ?すぐに用意して」
「はい」
春香はノートパソコンやタブレット、書類などを大きめのバッグにしまった。
「ねぇ奥さん、ちょっと化粧直ししたいんだけど、鏡とかはどこかしら」
「は、はい、こちらをお使いください」
バスルームの手前にあるカウンターメイク台に案内された春香はバッグから化粧道具を出し化粧直しを始めた。
ちらっと見えた化粧品は高級品ばかりだった。
万里子は最近はあまり気を使わなくなっていてそこらのスーパーで買ったものを使ったりしているので、ちょっと恥ずかしい思いをした。
春香が戻ってきた時、ちょうど紅茶が用意出来た。
「お紅茶でよかったでしょうか?」
「ええ、いい香り。副社長、紅茶淹れるの上手なんですね」
「あの、春香さん、マリコでいいです」
「いえ、今はもう仕事ではありませんから。副社長も私に敬語なんて使わなくていいんですよ。私はいつまでたっても、副社長に入社させてもらって仕事教えてもらって可愛がっていただいたハルちゃんなんですから。仕事以外の時は、昔みたいにハルちゃんって呼んで下さい」
そのハルちゃんに叱られて、お使いに出されて、お駄賃をもらったのに・・・
「そうだ、副社長、私、副社長宛に贈り物したんですが、届いてますか?」
「あ、届いてます。お礼言うのすっかり忘れちゃってごめんなさい。あの、す、素敵なものをありがとうございます」
万里子は立ち上がって春香にお辞儀をした。
送られてきた時には、こんなものを、馬鹿にして、と怒っていたのに、万里子はそんなことをすっかり忘れてしまったかのようにお礼を言っていた。
「この前、駅でお会いした時、ああ副社長、こういうの履くんだってちょっとビックリしたんですけど。でも素敵だなと思って奥さんの趣味に合いそうなの選んでお贈りしたんですよ」
「ええ、ありがとう」
「今度履いたら感想聞かせてくださいね。履き心地とか」
「とてもいいわ」
「え、とてもいいわってことは、もう履いたんですか?あれ、ひょっとして今、履いてくれてます?」
万里子は顔を赤くして頷いた。
「副社長、履いてくれたんだ、嬉しいです。副社長のことだから、なんだこんなもん、って怒って捨てちゃうかと心配だったんですよ」
「捨ててなんかないわ・・・」
「ちょっと見せてくださいよ。スカート、捲って。ここには二人しかいないんですから、恥ずかしくないでしょ?」
「恥ずかしいわ」
「ちょっとだけでいいんですよ。パッと捲って。ね、副社長」
「恥ずかしいです。でも、ハルちゃんがくれたものだから・・・、お見せしなくちゃ・・・」
「そうそう、贈り主へのお礼のつもりで」
万里子は立ち上がって春香に向かってパッとスカートを捲りあげた。
ちょっとでいいと春香は言ったのに、万里子はスカートを下げない。
ちゃんと見せないとという気分になっていた。
ショーツはTバックでフロントは極小面積。
「副社長、お似合いですよ。副社長はTバックがお好きなんですね、穿き心地はどうですか?」
そう言いながら春香は万里子の穿いているショーツを撫でた。
「あっ、それは、や、やめて」
「副社長、なんか湿ってるんですけど?どうして?」
「あ、そ、そんな、こと」
「そんなことない?触ってるうちにどんどん湿り気が増えてるんですけど?」
春香の触り方が変化した。
撫でるのではなくショーツの上から性器をいじりはじめた。
指を立ててショーツごとねじ入れる。
じわっと染みが広がる。
「あっ、あ、もう、ねぇ、ハルちゃん」
「いいんですよ気持ちよくなって、副社長」
「だ、ダメ、あ」
「もうぐしょぐしょですよ、ショーツ。気持ち悪いでしょ、こんなの穿いてたら」
「ああ、いや」
春香は立ち上がって万里子を抱き寄せて、口を口で塞いだ。
万里子はあらがったが、それほどの力はなかった。
春香がショーツを脱がせようとしても、抵抗はほんの少しだけだ。
ショーツを太ももまで下げて、直接、弄る。
もう洪水状態になっていた。
社長である夫とは何年もセックスレスの万里子には春香の指は魔法の指だった。
「この前、駅で会った時もTバック穿いてましたね。Tバックがお好きなんですか?」
「い、いえ、違うの・・・」
「好きじゃないの?」
「違うの、あの時のは、Tフロントってやつなの」
「え、Tフロント?前も紐しかないパンティですか?そんなのが好きなんですか、副社長は?」
万里子は、真っ赤な顔を振って否定している。
「Tフロントなんて、普通、家庭の主婦は買わないですよね」
「あ、あのね、それは・・・」
万里子はそれからしどろもどろになりながら、あのTフロントをネットで買ってしまった時のこと、またそれを穿いて出かけた時のことを一生懸命に説明していた。自分が社会と絶縁してしまっているように感じていたこと、夫にも相手にされなくなったこと、引きこもりのようになっていたこと、そんな自分を変えたくて思い切ってあのTフロントパンティを穿いたこと、歩いているうちに股布があそこに食い込んできちゃって、特に階段を登っている時にクリトリスまでが股布で刺激され立っていられなくなったこと、ちょうどその時、倒れそうな体を春香に支えてもらったこと、春香の手がパンティの細い股布を引っ張られて感じてしまったこと、ハルちゃんにこんなパンティがばれてとても恥ずかしかったこと・・・
その間も春香の指は万里子の割れ目の中に入っていた。
「寂しかったんですね、副社長」
春香の声は優しげで万里子の頑な心を溶かすような響きだった。
「確かに社会と絶縁しちゃっていたんですねぇ。あんなにバリバリ仕事していた副社長が今じゃ、お使いもまともに出来ない子になっちゃって」
「ああ、ハルちゃん、言わないで、ごめんなさい」
「いいんですよ、副社長。仕方ないことですよ。でも、これからは私が副社長の面倒をみてあげますからね」
「めんどうを・・・?」
「そうです。これからは毎日のようにここにお邪魔して仕事するようにします。ちょうど得意先と会社の中間地点だから、ここでまとめの仕事すると丁度いいのよ。社長にも了解取りますから。副社長にも手伝ってもらいますから」
「でも、私は、難しいことは・・・」
「うふ、そんなことはわかってますよ。副社長に難しい仕事をさせるつもりなんかこれっぽっちもありませんよ。副社長にも出来る仕事だけ」
「私に出来るかしら」
「ええ、テーブルの下に潜り込んで床を這いつくばって書類を拾ったり、100円玉を握りしめてコンビニにいってコピーを取ったりするお仕事よ。それなら出来るでしょ、副社長?」
「え、ええ。でも、今日は何度も叱られて・・・」
「そうね、書類の揃え方も雑だし、コンビニじゃ釣り銭を取り忘れたり、お金を落として床に寝そべったりね、失敗ばっかだったですね」
「ああ、ごめんなさい、私、何も出来なくなっちゃって」
「いいんですよ、副社長。誰も副社長に教えてくれなかったんですもんね。誰も相手にしてくれなかったんでしょ、副社長?」
「・・・、はい」
「これからは私がちゃんと相手しますからね。そうだ、コンビニのお姉さんも相手してくれそうじゃないですか?」
「・・・、親切で優しい人でした。同い年くらいだと思うけど」
「いいわね。きっとお姉さんも副社長の相手してくれますよ。でも、仕事ミスしたら、私は厳しく叱りますからね」
「・・・、はい」
「叱るのは副社長のためを思ってのことですから、覚悟しておくように」
「はい。ハルちゃん、よろしくお願いします」
万里子は、社会との繋がりが出来た気がして嬉しくなっていた。
ハルちゃんに叱ってもらえるのが嬉しい。
コンビニのお姉さんも何か失敗したら叱ってくれるかもしれない・・・。
「副社長、私がプレゼントしたパンティは、ちゃんとしまってあるの?」
「うん、クローゼットのボックスの中にしまってあります」
一度は捨てようとしてパンティは、きれいに畳んで収納ケースに収まっていた。
「また買ってあげますね。副社長のパンティはこれから全部私が買ってあげます。副社長の好きなTフロントも買ってあげる」
「そんな、悪いわ。お金もかかるし・・・」
「はは、副社長のパンティくらい何枚でも買えるお給料もらっているから心配しないでいいですよ。副社長、これからは私が買い与えたパンティしか穿いちゃダメですよ。いい?わかった?」
「そ、そんなに買ってくれるの?」
「ええ、いっぱい買ってあげますよ。TバックもTフロントも穴あきもシースルーも、毎日穿き替えられるようにいっぱい買ってあげますからね」
「う、嬉しい、ハルちゃん」
万里子は本当に嬉しげな顔をしていたが、それはパンティを買ってくれるという話のせいだけではなかった。
ずっと万里子の割れ目の中に入っている春香の指が抜き差しされたせいもあった。
「あら、副社長、あそこが私の指をギュッと締め付けて、マン汁がダラダラと溢れてきましたよ。こんなにマン汁出すんだと、一日に何枚もパンティ穿き替える必要がありそうですね」
「いや、そんな言い方・・・」
「社長とはもう何年もないんでしょ?」
万里子が哀しげに頷く。
「もう蜘蛛の巣張ってるかと思ったけど、そんなこともないんですね。なんか、久しぶりに侵入してきた私の指をもう逃さないって勢いで咥えこんでる。副社長、嬉しい?」
万里子は顔を横に振る。
「そう?副社長のオマンコは大喜びしてるけど。オマンコの方が素直なのかな?」
「ああ、言わないで、ハルちゃん、もう、もう」
「もう?もうイキたいんですか?もうイキそうなんですか?」
「ああ、イキたいの。逝かせて、お願い、ハルちゃん」
「ふふ、お口の方も素直になりましたね。これからも素直になるんですよ、いい?」
「は、はい。素直になります」
万里子の返事を聞くと春香の指は万里子の膣内でクイッと曲げられ上部の少しザラザラした箇所を引っ掻くように動かす。
「あ、あぁんっ、い、イヤ、なに、あっ」
「副社長、ここ気持ちいいんですね?」
万里子はただただ顔を振っていた。
「どうなんです、副社長?気持ちよくないんですか?もうやめますか?」
「い、い、いや、や、やめないで」
「気持ちいいんでしょ?じゃ、ちゃんと言わなきやダメじゃない。素直になるって誓ったばかりでしょ?」
「あ、あぁん、気持ち、いいです、気持ちいいの、気持ちいい!」
「素直にしてれば、これからも副社長のオマンコの面倒も見てあげますからね」
「は、はい、お願い、します、ハルちゃん」
「これからは、副社長は私の部下ですからね」
「はい。私はハルちゃんの出来の悪い部下です」
「よしよし。じゃ、ご褒美に逝かせてあげる」
春香は指の挿入を激しくした。
Gスポットを責める。
クリトリスを押しつぶすと万里子は呆気なく逝った。
立っていられなくなって膝を折って尻もちをついて、ゆっくりと床に大の字に寝転がった。
白目を剥いていた。
「ふふ、副社長、いい逝きっぷりだったから、ご褒美にお駄賃を上げますね」
春香は財布から10円玉を出すっと、あけっぴろげ状態の万里子の割れ目の中に入れた。
「副社長、また明日」
春香は身支度をして帰っていった。
万里子が目を覚ましたのはそれから1時間ほどたってからだった。
ところどころ覚えていることもあるが、もやがかかったようにぼうっとしている。
ただ、春香に完全に従属したんだということは万里子にもわかっていた。
万里子がようやく立ち上がると割れ目から何かがスルッと落ちた。
「あっ」
万里子はすぐに思い出した。
春香が「お駄賃あげる」と言って万里子の割れ目に入れた10円玉が落ちたんだ。
10円玉はコロコロと転がっていく。
10円玉はリビングのテーブルの下で止まった。
万里子は床に膝をついて四つん這いになってテーブルの下に這って行った。
10円玉を指で摘む。
自分のマン汁でヌラヌラを濡れそぼっている。
「ハルちゃんからのお駄賃、大事にしなきゃ」
万里子はそう呟くと10円玉を大切なものをしまい込むように自分の割れ目の中に押し込んだ。



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コメント

相変わらず、心の機微が細やかに描かれていて素晴らしいです!
今回も最高でした!

No title

再開され喜んでいます。
前にも要望しましたが熟女同士の調教もお願いします。

若い小娘にいい大人がたじたじになるのが良いですね!
この後、すっかり休憩所にされたり、コンビニ店員にも世間知らずの困った子扱いされたりすると思うと興奮します。

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Author : kaoru

変態な私の体験を脚色したり、妄想を綴ったりしています。あまりハードなものにはなりませんので予めご了承を。
自らの意思で服従する、支配されるシチュエーションが好き。そこに地位の逆転も加わると一層。
服従・変態・羞恥・恥辱・レズ・露出・強制失禁・おもらし、そんな言葉が好き・・・

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