2024
Jun
22
1
キャリア官僚のエステ通い1
※以前、「レズエステペットコース」として投稿していたストーリーの修正版です。
「主任、お疲れのようですね」
部下の水島香織が上司である九条美保の顔を覗き込みながら言う。
「そうね、ここのところ忙しいわね。でも、それはお互い様でしょ?」
「ええ、でもキャリアの方々の忙しさは私たちの比じゃないですから」
「まだ若いから大丈夫よ」
「そうですね、私より5才も若いんですものね。でも、ちょっとお肌が荒れてるような。化粧ののりが悪くなってません?」
「いいじゃない、そんなこと・・・」
「でも、大事なことですよ。若いからってお手入れに手を抜くと、後で取り返しがつかないことになりますから」
「・・・。気をつけるわ」
キャリア官僚の九条美保は、ノンキャリの部下、水島香織がきらいだった。
美保より5才年上の34才。
お局と呼ばれている。
男性のキャリアには媚びるが、同性の美保のことはどこか見下しているような印象を受ける。
九条美保はキャリア官僚として、男性同期と互角に勝負していた。
出世レースでも、トップとはいかなかったが二番手の地位を確保している。
その代わり、恋人いない歴ももうずっと続いている。
顔もスタイルも抜群なのだが、人に負けたくないという気持ちが強すぎて、素直に恋も出来ない。
そもそもその時間もないのだが。
恒例ではあるが、予算編成前の今は忙しさのピークである。
九条美保はようやく退庁した深夜、いきつけの赤坂のバーに立ち寄った。
そこに部下の水島香織がいた。
今日の午前中、つまらないミスをした香織を美保は厳しく叱責した。
忙しさからくるイライラが爆発したようなものだ。
美保はこのバーでの一杯を大事にしていた。
誰にも邪魔されたくなかった。
特に今日は昼間、厳しく叱責した香織には会いたくなかった。
プライベートの時間、上司と部下の関係を保つべきなのか、年上に対する礼儀を尊重するべきなのか、美保はいつも悩むのだ。だから余計、叱責したばかりの年上の部下には会いたくなかった。
しかし、そんな悩みも知らず、美保の姿を認めた香織は、ためらいなくカウンターに座る美保の隣に席を移し、あれこれ話しかけてきた。
お局の香織を無碍にも出来ず、いやいや話を合わせていた。
「主任は、エステとかいったことあります?」
「エステ?ないわ。そんなに気になるところはないし、だいたい、忙しくてエステに行ってる暇なんてないわよ」
「そうですね。主任さん、エステの営業時間内に帰れることなんてないですもんね。かわいそう」
美保は「かわいそう」という言葉にかちんときた。
「水島さんは、よくエステに行くのかしら?お肌の手入れが必要ですもんね」
「ええ、そう。主任さんと違ってもう若くないですからね。
本当はもっと行きたいんだけど、私のお給料じゃそうそう行けなくて。でも、エステってお肌の手入れだけじゃないんですよ。もっと本質は、ストレスの解消なんです。心身共にリラックスするためなんですよ。お肌の手入れだけと思ってるなら、大間違いですよ、主任さん」
「そう。でも、私には関係ないみたい」
「え〜、そうですか?キャリアの方々は、私たちノンキャリにはわからないストレスで一杯だって聞きますけど。あっ、そうそう」
水島香織はバッグの中から三つ折りになったリーフレットを取りだして、美保に渡した。
「このエステは、深夜二時まで受け付けてるんです。二時までに入れば、後は何時間でもやってくれるし、朝まで仮眠も出来るんです。深夜料金は高くて、私には無理だけど、主任さんなら、どうってことないでしょう。それ、差し上げますから、ストレスたまったら、騙されたと思って一度行ってみてください。主任にはうってつけの店ですから」
香織はそれで帰って行った。
美保は、ふんっとリーフレットをカウンターに投げ出して、カクテルのお代わりをバーテンに頼んだ。
せっかくの一人の時間を無駄にされたいらいらが募っていた。
エステに行く暇があったらきっちりと仕事をしろと小さな声で毒づいた。
予算編成の折衝の大詰めが続いていた。
キャリア官僚九条美保の忙しさも続いていた。
年上の部下、水島香織に言われるまでもなく化粧ののりは最悪だし、生理不順にもなっていた。
そんなある日、夜の時間がぽっかりと空いた。
与党の大物議員へのご進講という名の接待をするはずだったのだが、トラブルがあったらしく議員が急遽地元に帰ってしまったため、上司から「今日はこのまま帰っていい」とお許しが出たのである。
滅多にないことに美保の心はどこか浮ついた。
いつものバーのカウンターに座っていつものカクテルを飲んでいた。
先日、このバーで部下の香織に会った時のことを思い出した。
確かエステのリーフレットを渡された。
美保は書類は資料のつまった鞄の中からリーフレットを探し出した。
リーフレットに載せられた店内の写真は高級ホテルのような部屋だった。料金も普通のOLなら相当無理しないとならないような金額が掲載されていた。「リラックス」「ストレス解消」という言葉が妙に魅力的に見えた。
一階に高級ブランドのショップが入ったビルの3階がそのエステだった。
「先程、電話で予約した九条ですが」
「はい、お待ちしておりました。こちらにどうぞ」
美保は「カウンセリングルーム」のプレートのかかった部屋に案内された。調度品は高級なものばかりの応接室と言っていい。
「九条様は、初めてでいらっしゃいますが、どなたかのご紹介でしょうか?」
「紹介というか、このリーフレットを知り合いに貰ったのよ」
リーフレットを渡すとエステの店員は裏面の一画を見た。
「ああ、水島香織様のご紹介ですね。九条様も水島様と同じ職場で?」
「ええ」
「九条様の方が大分お若いですが、水島様の部下になられるのですか?」
「いいえ。私が水島の上司です」
「あっ。これは大変、失礼いたしました。そうでしたか。九条様が上司ですか。すると、いわゆるキャリア様?」
「ええ、様ってことはないけど」
「それでは、お忙しくてストレスもたまりますでしょう。今日は当店を選んでいただいてありがとうございます。当店の選りすぐりのエステティシャンを用意いたします。お帰りの際には、今日来て良かったと思っていただける自信がございます」
その後、普段の生活習慣やお肌の手入れ方法を根掘り葉掘り聞かれ、性格テストのようなものまでされた後、ようやく美保は施術室に案内された。
「こちらで施術させていただきます。あちらにロッカーがございますので、お着替えの上、ソファでおくつろぎください。こちらリラックス効果のあるハーブティーです。じきに担当の者がまいります」
広々とした部屋の中央にはエステのためのベッドが置かれ、一画には高級ソファ、その奥にロッカーがある。
ロッカーを開けると、注意書きがあり、施術のため下着もすべて取り、備え付けのガウンを着るようにあった。
「えっ、下着も取るの? 代わりの下着とか無いのかしら? 全裸なんていやだわ」
美保は下着を取ることに躊躇って、つけたままガウンをまとってソファに座った。イージーリスニングが静かに流れる部屋にはアロマオイルの香りがしていた。ハーブティーを飲むと、これまでの疲れが出たのか、美保はいつしか眠っていた。
はこのハーブティーのリラックス効果とは軽い睡眠効果と脳の働きを抑えることだった。
「・・・さん、・・・さん」
はっと目を覚ました。美保は自分がどこにいるのかわからずあたりをきょろきょろした。
美保を起こしたのであろう、薄いピンクがかった白衣を着た女性が立っていた。
「九条美保さんですね? おねむでしたか?」
笑いながらそう言う女性に、美保は言い返そうと思いながらなぜか口がうまくまわらず、不本意ながらうなずいた。
「私が九条さんのお世話係を任命された北乃玲奈です。よろしくお願いします」
その女性をよく見ると、十代かようやく二十歳になったばかりのようなギャルと言っていいような女の子だった。
「あならが・・・、あなたが、担当?」
「ええ。まだおねむで口が回らないようですね、ふふ」
高級エステだと思っていたのに、こんなギャルのような子が担当だと聞いて、美保は騙されたような気がしたし、からかわれてむっとした。それが顔に出た。
「あっ、私のようなガキで頭に来ちゃいました?」
「・・・」
「うふ。九条さんって、すぐ顔に出ちゃうタイプ? 大丈夫ですよ。私はお世話係。施術の方はベテランの先生がちゃんとやりますから。今日は特にオーナー先生がやるみたいですよ」
「おしぇわ・・・、お、お世話係?」
「ええ、店内にいる間、すべて私がお世話します。北乃です」
「そう。よろち、よろしくね」
「はい。少しお話したいのですが、大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫よ。なに?」
「九条さんて、凄い偉い人なんだそうですね。カウンセリングした先生に聞きました」
「偉いってことはないけど、それなりの地位ね」
「うちにも来てる水島香織さんの上司なんでしょ?」
「ええ。水島は部下」
「部下!すごーい!命令して、顎で使うってやつ?」
「顎で使うなんてことは・・・。でも、それが仕事だから」
「でも、年上の人に命令するってどうなんですか?私だったら、出来ないなぁ」
「仕方ないじゃない。仕事なんだから」
「ふーん。仕事だからって、平気で年上に命令出来るんですか?」
「そりゃ私だって、平気でやってるわけじゃないわよ。特に女だから、相手が心の中で小娘が威張りやがってって思ってるのもわかっちゃうし。命令するこっちだって、ストレス貯まるのよ。疲れちゃうわよ」
「へー、そうなんだ。でも、ちょっと安心した。好きで命令しちゃうドSの人かと思ってた」
「ドSって・・・。そんなんじゃないわよ、失礼ね」
「ごめんなさい。そうか、ドSじゃないんですね。じゃ、逆にドM?」
「ドM・・・。まさか。あ、あなたね、」
「そうかなぁ。ホントは命令されたいとかって思ったことないですか?あの水島香織さんとかに、命令されて、屈辱的なことされて・・・。そんなこと想像したことないですか?」
「そ、そ、そんなことあるわけないでしょ・・・」
夢を見たことはある。役所で、美保は主任のままなのに、水島香織やもっと若い入庁したばっかのような女の子にお茶くみやトイレ掃除を命じられて、うまく出来なくて怒られている夢だった。
前日、命じておいた簡単な仕事を若い女の子が忘れていて怒鳴ってしまったことがあった。普段、しかる時も怒鳴ったりはしないのだが、その時は我慢出来ず思わず怒鳴ってしまった。涙目になったその子を水島香織が抱きかかえるようにして、外に連れ出した。10分ほどで二人は戻ってきた。香織は美保のもとに来て、「もう大丈夫ですよ、主任」と小声で告げた。その顔は後始末をしておいてあげたわよ、と言いたげな表情だった。その後、若い子は美保のもとに近寄らず、何かと言えば香織にお伺いをたてていた。
その夜だった。あんな夢を見たのは。
目が覚めて、着替えをしていた時、美保はショーツがぐっしょり湿っていることに気がついた。
その後、特にきつく叱った日の夜は、必ず同じような夢を見るようになった。
夢の内容は、香織や若い子に叱られるだけでなく、お尻を叩かれたり、土下座させられたりエスカレートしていった。
泣いていた若い女の子と抱いて慰めている香織の二人が、冷たい目で美保を睨んで、嘲笑っている。
美保は言い返すことも出来ず、トイレの濡れた床に土下座して許しを乞うていた。
その夢のことを考えている美保の顔を玲奈がじっと見ていた。
美保は我に返った。
「うふ、なんかあるみたいですね。それじゃ、まぁ、ドMってことで」
「な、なにを、馬鹿言わないで!」
怒る美保を横目に、玲奈は気にすることもなく、笑いながら何か手を動かしていた。
「それじゃ九条さん、こちらのベッドに来ていただけますか。先生が来る前にローションを塗らさせていただきます」
ベッドの横に立って玲奈が待っている。
美保はプリプリしながら、ベッド脇に行く。ちょっと足がもつれた。
さっと玲奈が手を出して支えた。
「ガウン、お預かりします」
美保がガウンを脱いで玲奈に渡そうとした。
しかし、玲奈は受け取ろうとしない。
「何やってるんですか、美保さん?」
「ん? ガウン・・・」
「下着ですよ!」
「え、下着?」
「下着も脱いでガウンを着るようにロッカーに注意書きがあったはずです。見ませんでした?」
「見たけど・・・」
「見たのに、脱がなかったんですか?」
「ええ・・・」
「分かってるのに、守らないんですね!」
「でも・・・」
「替えの下着持って来たんですか?」
「持ってないわ」
「ローション塗るんだから、ブラジャーもショーツもぐしょぐしょになって、帰りには着れませんよ」
「・・・」
「ああ、そうか!ドMだから、ノーパンノーブラで帰りたかったんですね?」
「ち、違うわ!」
「だって、ぐしょぐしょのローション塗れのブラとショーツなんて、穿けないでしょ?ノーパンノーブラで帰るしかないじゃない?」
「・・・。いや、今、脱ぐわよ」
玲奈は腰に両手を当てて、美保をにらんでいる。
「ここで、脱げばいいんでしょ」
「美保さん、部下がルールを守らない時はどうするんですか?」
「えっ?」
「ロッカーに全裸で、って書いてあるのに守らない。きつく言われてようやく脱ぐ。それも開き直ったような態度で。私の時間を無駄にした。そういうことでしょ?そんなんでいいの?」
「・・・。そ、そうね、悪かったわ。初めてだから・・・」
「初めてって、下着を脱ぐだけのこんな簡単なこと誰でも分かるし、出来ますよ。美保さんの部下の水島さんだって、出来てましたよ。部下に出来ることを、上司が出来ないんですか?」
「・・・」
「事前に用意しておくべきことをしない。美保さんは、そんな部下をどうするんですか?」
「し、叱るわ」
「そうですよね、美保さんは、叱られるべきですよね?」
「・・・」
「美保!」
「ヒッ」
こんな場所での呼び捨ての叱責に美保は我を忘れた。
「ごめんなさい。ごめんなさい」
美保は何度も頭を下げた。
客としてきているエステサロンの小娘にキャリア官僚の美保が頭を下げて許しを請うた。
玲奈は頭を下げている美保を見下ろしながら、ほくそ笑んだ。
「美保さん、ごめんなさい。調子に乗っちゃいました。ちょっとお芝居したんですよ」
「・・・」
「オーナー先生には言わないでくださいね」
「え、ええ」
美保は混乱していた。
「それで、美保さん、その下着、どうしましょう?」
「ええ、脱ぐわ」
「脱ぎます?ローションでびしょびしょにして、ノーパンノーブラで帰ってもいいんですよ?」
「いや、脱ぐわ」
玲奈はガウンを受け取った。
下着姿の美保と玲奈が向かい合っている。
「どうしました?」
美保はすぐ近くで見つめている玲奈が気になってもじもじしていた。
「なにしてるんです?脱がなければならないということはわかってるんですよね?しなければならないことがわかってるのに、なぜやらないんですか?美保さん?」
「・・・」
「美保さん、本当に偉い人なの?」
「・・・」
二十歳過ぎの小娘の前で下着姿のキャリア官僚、美保が立ちすくんでいる。
(おかしい、今日はおかしい。いつもの私じゃない・・・。どうして・・・)
「愚図!」
美保の瞳に涙がにじんできた。
「あらあら。美保さんは、部下が泣いたら許してあげるんですか?」
美保は頭を振っていた。
「泣いたくらいじゃ許さないんでしょ、美保さんは?」
「・・・、ええ」
「どうしたら許すの?」
「・・・、自分の犯したミスをはっきり言わせて、今後二度と同じミスをしないことを誓わせる・・・」
「そんなことしてるんだ、美保さんは?じゃ、今の自分がどうするべきかもわかるんじゃない?」
「そ、そんな・・・」
美保は涙目のまま呆然として立ちすくんでいる。
「さあ、美保さん。頭のいいキャリアの美保さんなら、わかるでしょ?始めなさい」
美保は玲奈の命令に促されて口を開いた。
「あの、九条美保は、下着もすべて脱いでガウンを着用するようにとの指示書を無視してしまいました。は、恥ずかしかったので下着をつけたままガウンを着てしまいました。そのことで玲奈さんの貴重な時間を無駄にしてしまいました。今後は、恥ずかしいなどと思わないで下着を脱いでからガウンを着用することを誓います」
美保は顔を真赤にしながら誓っていた。
「よく出来ました。美保さんは、やれば出来る子なのね。美保さんの誓いはわかったから、さあ、泣いていないで、下着、脱ぎましょうね。ブラジャーもパンツも脱いで、真っ裸になりましょうね?」
「真っ裸・・・?」
「そうですよ。真っ裸になるんですよ、美保さん。さあ、まずはブラジャーを取りましょう」
美保は操り人形のように両手を背中に回してホックを外した。肩紐を右からはずし、左も外した。カップを前にずらし、ブラジャーを取った。ボリュームのあるハリのある乳房が飛び出た。
玲奈が手を出した。
美保はブラジャーを玲奈に渡した。
「うわぁ、きれいなバストですねぇ。大きさも形もいいわぁ。ツンと上向いて。普段の美保さんみたいですね、ツンと上向くって。ふふ。
さあ、次はパンツですよ。美保さん。パンツを脱いで、真っ裸になるんですよ」
「ま、まっぱだか・・・」
「そうですよ、真っ裸。小娘の私の前で偉い美保さんが真っ裸になるの。嬉しいですか?」
「・・・、嬉しくなんか・・・」
「嬉しいですよね、美保さん?」
「・・・」
「どうなの、嬉しいんですか、嬉しくないんですか? 美保さん?」
「・・・。う、うれしい・・・です」
美保は追い詰められて、嬉しいと口走った。
なぜそんなことを言ったのか、美保にもわからない。
玲奈は、にっこりと笑った。
「良かった。美保さんが、嬉しいことをするんですね?」
「・・・、ええ」
「じゃ、その喜びを口にしてから脱いでくださいね」
「・・・」
「さあ」
「あ、あの、パンツを脱ぎます」
「ダメ!脱いでどうなるの?」
「・・・。パンツを脱いで、・・・裸になります」
「ダメ!喜びが伝わらないわ。それに、はだか、じゃないでしょ?」
「パンツを脱いで真っ裸になれることが嬉しいです」
「ダメ!誰が誰の前で素っ裸になるのかも言って下さい!」
「美保は、玲奈さんの前でパンツを脱いで真っ裸になれてとても嬉しいです・・」
「ダメ!玲奈さんじゃないわ。玲奈先生ですよ」
「玲奈先生・・・。美保は玲奈先生の前でパンツを脱いで真っ裸になるのがとっても嬉しいです」
玲奈は笑った。
「いいですよ。じゃ、ご希望通り、真っ裸になって下さい」
「はい」
美保はショーツに手をかけ、下ろしていった。
右足、左足と抜いた。ショーツが脱げた。
玲奈が手を出して、美保のショーツを受け取った。
美保はしゃがんでいた。
「起立!」
美保は立ち上がった。左手で胸を右手で股間を隠していた。
「隠しちゃダメですよ。両手を脇に下ろして、両足を肩幅に広げて下さい」
美保は言われるがままの姿勢を取った。
玲奈は美保のショーツの股の部分を広げた。
500円玉の大きさでシミが出来ていた。
玲奈はそれを美保の目の前に突きだした。
思わず手を伸ばした美保を遮って、玲奈は美保の体を自分に引き寄せ抱きしめた。
「いいのよ、美保さん。大丈夫。大丈夫」
優しく背中を撫でる。
「これからも、真っ裸になっても、大事なとこを隠したりしちゃダメですよ。そんなの、ここではおかしいことなんだから。わかりました?」
「・・・、はい」
「美保さん、最初からロッカーに書かれていたことを守っていたら、こんなムダな時間使わなくてよかったんですよ。私に叱られることもなかった。そうでしょ、美保さん?」
「ええ」
「美保さんの立場は、決められたことをちゃんと守る、ってことが大事なんですよ。自分勝手な判断なんか出来る地位にいないんですよ、今は。わかりました?」
「はい」
玲奈は幼い子に言い聞かすように美保に話しかけていた。
「色々と失礼なこと言って、ごめんなさいね」
「いや、そんなこと・・・」
美保は頭を横に振っていた。
「あっ、ひょっとして、私に叱って欲しくて、わざとだったりして。ふふ」
「ち、ちがう・・・」
玲奈は美保の耳元で囁いた。
「ほんとに?じゃあ、そう信じてあげる」
美保は身動きしなかった。
「いけない。そろそろオーナー先生が来ちゃう。さっ、美保さん、ベッドに上がって下さい。ローションを塗りますから」
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